『JK寝取鬼調教 ~学園400人の性処理係、寝取られ孕ませられた性奴委員~』レビュー

"さすがに「400人」というスケール感はロープライスじゃ出せないか"

点数ブランドプレイ時間
35点POISON約3時間
シナリオ
坂本星日
原画
コバぴょん
紹介サイト
JK寝取鬼調教 ~学園400人の性処理係、寝取られ孕ませられた性奴委員~
備考
 

名門男子校である武欧学園へ一ヶ月間の交換学生として通うこととなった生粋のお嬢様・栗林 江里奈。彼女は幼馴染であり許嫁でもある城島 裕人と学園生活を送りたいという一心で交換学生に志願したのだが、一方で裕人も江里奈の通う学園への交換学生に選ばれ、行き違いとなってしまう。

裕人不在の男子校ということで不安を覚える江里奈だが、ひとつだけ安心材料があった。それは裕人の双子の兄であり武欧学園の学生会会長である城島 岳人の存在だ。しかし岳人は、学生会室で面と向かった江里奈に対してこう言い放つ。「栗林江里奈……さあ、俺の女に、身も心も俺の奴隷になれ……!」

そのまま学生会室でレイプされ、婚約者がいる身でありながら汚されてしまい放心する江里奈に対して岳人が渡した腕章には「性奴委員」の文字。江里奈は武欧学園学生会の管理の元、学園の全生徒・教師への肉体的奉仕に従事する性奴委員に任命されたのであった。こうして、一ヶ月に渡る地獄の日々が幕を開ける――。

……以上、導入をつらつらと書いてみたのだが、本編では江里奈への陵辱が始まるの手順が無駄なくハイスピードで描かれる。しかしそんな高速処理の中でもしっかりと読者へのフックが用意されている。それは、400人の男どもにその肉体を貪られるという凄惨な物語に似つかわしくない「笑い」である。

江里奈が最初に学生会室に訪れて何に驚くかといえば、部屋の中央にでんと置かれたベッドと壁に飾られたSMグッズの数々である。その絵面がもうすでにギャグなのだが、江里奈を犯す辱者たちの描写がこれまたぶっ飛んでいる。握力が左右ともに150キロを超えると脅しながら胸を揉む岳人であったり、「君が痛みに耐えられなくなるまで必要な時間は、あと5秒……」と宣告する生徒会会計の八木原など、その言動はいちいち愉快だ。

また、この陵辱者たちはとにかくよく笑う。「くくくくく……」という忍び笑い、「ははははは!!」という高笑い、「ふふん……」という嘲笑いなどレパートリーも盛りだくさんで、笑いの絶えない陵辱現場がプレイヤーの笑いを誘う。

一方で被陵辱者である江里奈のキャラクターは陵辱者らのそれと比べてパンチが弱い。黒髪清純な巨乳お嬢様、という見た目以上のキャラクター性の描写がほとんどなくその印象は無味無臭。好印象・悪印象のどちらも抱く余地がないため、彼女をこそ犯してやりたいという欲望が湧いてこない。

婚約者の存在という、タイトルにもある「寝取」設定も物語終盤の展開のために用意されているものでそこで興奮させようという意図は感じられず、そもそも三人称視点のテキストでは寝取り・寝取られの興奮効果を上げにくいように感じた。

しかし、同じくタイトルに掲げられた「鬼調教」の部分に関しては看板に偽りなしの鬼っぷりで、数々の肉体的・精神的嫌がらせでもって江里奈の尊厳を削ぎ落としていく。そうして一ヶ月掛けて性奴隷へと堕とされた江里奈を奪うべく現れた最後の陵辱者が、これが本当に鬼調教だと言わんばかりの勢いで展開する肉体的苦痛に特化したSMプレイも終盤に相応しい盛り上がりを見せる。

エッチシーン以外は無駄なくサクサク進行するためあっさりと終わってしまう感は否めないが、シーン数は値段相応分は揃えられている。肉付けするならば性奴委員として食事から排泄まで管理されるという江里奈の日常をじっくりと描写してシーンの間を埋めることで、江里奈のキャラクター性の掘り下げと陵辱者たちの珍言をより引き出せたかもしれないが、これは無いものねだりか。

ヒロインの魅力が著しく弱いのは痛いが、絵を含めたシーンの質は悪くない。絵と輪姦陵辱シチュエーションに惹かれるならば、それなりに抜けて意外と笑える本作はそこそこの満足感を与えてくれるだろう。

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