『モーレツにゃん×2 クリニック ~女医とナースがマンモスギザエロE~』レビュー

"EDから絶倫へ――再(勃)起する男の物語"

点数ブランドプレイ時間
60点アトリエかぐや約10時間
シナリオ
須々木鮎尾、七歌
原画
有栖川千里
紹介サイト
『モーレツ☆にゃん×2クリニック ~女医とナースがマンモスギザエロE~』公式HP
備考
 

片思いしていたあの娘が弟と婚約していた――そんな失恋のショックでED(勃起不全)となった主人公(名前変更可)は、住んでいるマンション内で開業している泌尿器科クリニックへと行くことに。お年を召された医師と看護師ばかりと聞いて安心して入ってみたら、そこで待ち受けるは若くて巨乳の女医・ナース・薬剤師の三人だった。

そんな訳で、患部=ふにゃチンを診て頂けるという大変美味しい羞恥プレイから始まる本作。ED自体は物語序盤ですぐに治るが、今度はその反動でちょっとの刺激ですぐ勃起してしまう即勃起症を患ってしまうからさあ大変。それを治すにはとりあえず定期的にヌクしかない! ということで、クリニックの三人とエロエロ射精管理の日々が始まる。

三人のヒロインは例外なく巨乳のお姉さん。すでにエッチの経験もあり、各々性格は違えどみんなノリノリで主人公の射精管理に従事してくれる。医療従事者と患者という関係もあって、女性上位シチュの抜きゲーとして成立させるために不要な要素を削ぎ落して、全部おっぱいに詰め込んだような造形のキャラクターだ。

そんな彼女たちは、EDでしかも童貞という主人公を、初めはまるで愛玩動物のように可愛がる。しかし主人公の気の利いた優しさと、そして何より即勃起症で得た絶倫具合に惚れ込んで、次第に恋心を芽生えさせていく様はかわいい。「エッチなお姉さん」が好きならば問題なく萌えれるだろう。

ルートは各ヒロインごとに二つずつ用意されている。片方は恋人となって普通にイチャイチャするルート。もう片方はヒロインの性的特性を活かしたやや特殊性癖に寄ったシーンが多めのルートとなっている。特に薬剤師である栗原マロンの特殊性癖ルートでは、主人公に対する本格的な羞恥プレイが展開され、(好き嫌いは分かれるだろうが)なかなか面白かった。

また、おまけとしてハーレムルートが二つ用意されているが、こちらも片方は驚愕の展開(ネタバレ反転:主人公がフタナリ女体化)から特殊性の高いシチュエーションのシーンが連続する。こちらもやはり上級者向けでキツい方もいるかもしれないが、個人的にはそのバカっぷりに笑えたので合格点。

しかしこの二つのルート以外は予定調和な和姦抜きゲーシナリオに、似たような構図のエッチシーンが連続してやや食傷気味だったのは残念。

声はそれぞれキャラクターに合っており、薄いピー音は入るが卑語も連発してくれる。喘ぎテキストは月並みだが、しっかりした爆音フェラは楽しめる。個人的に、かわしまりの(栗原マロン役)が一番似合うのはこういう責め系のエッチなお姉さんキャラだと思うのだった。

絵に関しては、素晴らしいおっぱいを完備したキャラデザのおかげで、どの一枚絵もインパクトがある。またその一枚絵の多くが(口だけ、腕だけなど部分的なものも多いが)ぐりぐりとアニメーションするため満足度は高い。特におっぱいがばいんばいんな騎乗位ではその恩恵が大きい。

全体的に安定した出来であり、泌尿器科クリニックの巨乳美女たちにチンチンをいじり倒してもらえるというコンセプトに惹かれるならば、問題なく抜けて楽しめる作品ではある。しかし、ナースである森園くるみの二つのルートの差別化が弱かったりなど、個人的にはもう一押足りないなあと思わなくはない。

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