『もしもこんなショッピングモールがあったら!?いきます☆』レビュー

点数ブランドプレイ時間
55点SQUEEZ約15時間
シナリオ
伊藤海、骸坊主、風来坊、漆原潤
原画
ゆいび
紹介サイト
『もしもこんなショッピングモールが!?あったらいきます☆』
備考
 

男の求める快楽を全て満たしてくれる、夢のようなショッピングモール・『もしゅも~る』。多種多彩な店舗で、個性あふれる美少女たちが貴方を来店をお待ちしております!

つまりはThe・エロシーン集である。全部で50あるお店を選択すると、1~2分ほどの掛け合いの後に従業員の娘とのエッチシーンが始まる。ヌキへとお手軽さという点に関しては満点だろう。

異なるキャラクターたちと一回ずつエッチをしていくだけで、物語性は極めて薄い。そんな本作がひとつの作品として成立しているのは、「全てのお店も何らかのパロディネタである」という一貫性があるからだ。

どこかで聞き覚えのある店名を掲げる各店は、エロに直結しやすいアダルトショップやミルクショップなどがある一方で、こんな題材でどうやってエロに繋げるんだと正気を疑いたくなるような店まで、実に多彩に用意されている。

それぞれのお店(女の子)ごとにプレイ内容のおおまかなコンセプトがあり、50あるエッチシーンそれぞれに個性を出している。また、シーン数が膨大なためにCG枚数の節約策がとられている。たとえばアップ表示などを用いることで、フェラや挿入などを一枚のCGで済ませるといった具合だ。

この節約根性は声優の起用にも表れている。キャラクター50人(正確にはもう少しいるのだが)に対し、声優がなんと13人。一人四役、五役は当たり前。ポジティブに捉えるならばひとりの出演声優のさまざまな声質・演技を楽しむことができるとも言える。

全ての挿入シーンに断面図アニメーション、多くのフェラチオシーンで口元のアニメーション、そして一部シーンはフルアニメーションといった具合でアニメーションにも力を入れている。しかしフルアニメーションの用意されたヒロインは数が限られる、好みのヒロインにあることを予め期待しないほうが良いだろう。

システム面はそこそこカスタマイズが効き不満は少ないものの、クリックによるボイスカットの仕様は変更できない。また、ゲーム内でスクリーンショットが撮れる激写真システムなど存在意義不明なものもある……が、この存在意義不明システムこそがこのブランドの味か。

いい意味でしょうもないパロディネタで50キャラ・50店舗・50シチュエーションをそろえた、そのしょうもなさっぷりが楽しい一作だ。お手軽だが量はたっぷりのおバカな抜きゲーとして見れば悪くない。

最後に、本作のしょうもなさっぷりは公式サイトを眺めることで確認できるだろう。一見してみることをオススメする。

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