私は明晰夢で炎道さんと出逢うことができませんでした!

この記事はあくまで私の経験にもとづいたものであり、科学的に信頼のおける話ではないよと最初に釘を刺しつつ。
時事ネタで喩えるならば、「私は水素水を飲み始めてから健康になれませんでした!」くらいのお話だと思って読んで頂ければ。

さて、あなたは夢を見るだろうか?
ここで言う「夢」とは当然、将来の希望のことではなく、毎晩寝ているときに見るアレだ。
「毎日のように見ているよ」という方に対してはこの記事はあまり意味がないだろう。

夢のメカニズムはまだ科学的によく分かっていないようだが、どうやら夢とは眠りの浅いレム睡眠時に脳が情報や学習の整理を行い、その活動の結果として脳内に貯蔵された記憶映像が再生され、それを知覚するというものらしい。
従って、人は誰でも寝ている間は夢を見ているのだが、それを覚醒後も記憶している/いないという差がいわゆる夢を見る/見ないという差となるようだ。

続いて「明晰夢」
明晰夢とは、まさに夢を見ているときに「これは夢である」と自覚する現象だ。
明晰夢を意識的に実践できるようになれば、夢を自在にコントロールすることができるという。

つまり、明晰夢を実践できるようになれば私が炎道さんと出逢うことも可能になるかもしれない。そう考えたのが7、8年前。
私は明晰夢を見るべくトレーニングを始めた。具体的な方法はググっていただくとして、基本的な方針は次の二点となる。

第一に、前提として覚醒後も夢を憶えている確率を上げること。
例えば、起床時にすぐ夢の内容を反芻し、夢日記をつけると習慣をつけるなどということを行った。

第二に、夢を夢であると自覚できるようになること。
例えば、起きているときに「これは現実である」、逆に言えば「今は夢ではない」と強く自覚することを繰り返せるよう、様々な工夫を生活の中に取り込んだ。

以上のトレーニングを3ヶ月ほど取り組んだ結果、夢を憶えている確率は飛躍的に上がった。
しかし、明晰夢はいつまでたってもできなかった。

あの日々から随分と時間が経ち、夢日記などというアホ活動も当然続けているはずもないのだが、周囲の人から聞く「どれくらいの頻度で夢を見るか」という話を収集するに、今でも私は夢を見る頻度は高い方のようだ。
しかし、毎晩のように見る夢は、だいたいシュールで、とりとめのない、悪夢とまでは言わないがポジティブな気分になんて到底なれそうもないゲテモノばかりである。

結局私は、夢のなかで炎道さんと出逢うことができなかったのだ。


昨日、私は『追撃者』という映画を観た。
灼熱の砂漠を舞台に、主人公の青年がサイコな爺さんに追いかけ回されるというスリラー映画だ。
冒頭で丸裸で砂漠の真ん中を走るという、後の展開を予感させるような夢を主人公が見るなど、物語上のギミックとして効果的に夢を用いていた。

そのせいだろうか、今朝はまたちょっと人には話したくないような夢を見てしまった。だからこうしてここに書き残す次第である。

明晰夢なんて、軽い気持ちで試みるもんじゃない。

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