『2008年ノベルゲーム10周年批評本』に『G線上の魔王』評を寄稿しました
『あの日の思い出に、リベンジを』
というわけで夏コミ新刊『2008年ノベルゲーム10周年批評本』の情報を公開しました。
2008年のノベルゲーム22作品を総勢20名にもなるレビュアーの批評で振り返ります。
コミケ3日目は是非、南館 ソ-10a『定時退者』を宜しくお願い致します!https://t.co/pFLQeYHjQ9 pic.twitter.com/BfpLW4M4bf— Mirin@3日目ソ10a (@hon_mirin) August 4, 2019
mirinさんが主催するサークル「定時退者」が刊行するノベルゲーム10周年批評本には、ありがたいことにその第一冊目に当たる2004年本(リンク先は昨年の夏コミで販売された新装再販版紹介ページ)からお声をかけていただき、ボーっと生きてたら書くこともなかったであろうエロゲー批評文の寄稿という形でこれまで参加させていただいてきました。
今回の企画は昨年果たせなかった2008年本の1年越しのリベンジ(つまり『スマガ』!)ということで、私は『G線上の魔王』の批評文を寄稿させていただきました(しかしそれをスルー)。
これまで
2004年『らくえん ~あいかわらずなぼく。の場合~』、
2005年『竜†恋[Dra+KoI]』、
2006年『ふぃぎゅ@メイト』、
2007年『おしえて! 唯子先生 【エッチ】を覚える大人の性教育レッスン』……と、
どちらかといえば通好み、後半2つにいたっては俺好みな作品を選んで参加させていただきました。
これら4作と比べるとかなりプレイしたユーザー数の規模が大きい……てか下手したら上記4作のプレイヤー数の総和よりも多いかもしれないビッグタイトルである『G線上の魔王』ということもあり、それなりに気張んでひねり出させていただきました。
具体的な批評内容については読んで頂くとして、今回参加するにあたって存在だけは知っていた『無能なナナ』(原作:るーすぼーい、作画:古屋 庵)を後追いしたのですが、これがなかなか面白かった(批評中でもちょっと言及した)ので、最近るーすぼーいの名前を見てないなァという方に強くオススメしたく思います。
これまでるーすぼーいが描いてきた主人公像とは一風変わっているようで、その実これでもかと言わんばかりにるーすぼーい的な主人公が孤軍奮闘大活躍。4巻には思わず涙。その作劇能力は未だ健在。
ガンガンONLINEで第一話がすべて読めますので、騙されたと思って読んでいただければ幸いです。
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閑話休題、というか〆。
まあ、私の批評がなくとも多くのうるさがたゲーマーが集った非常に熱量の高い一冊に仕上がっているかと思います(というか表紙の時点でここでは語りきれないほど熱い)ので、興味のある方はmirinさんのツイッターをチェックしていただければと思います。