『わがままミルク DE してあげる♥ ~エッチなお姉さんたちとのドピュドピュのホームシェア生活~』レビュー

点数ブランド発売日
70点アトリエかぐや2013-02-22
シナリオ
須々木鮎尾、七歌、双海悠、上原明人、須永成人、間崎俊介、円町文人
原画
有栖川千里
紹介サイト
アトリエかぐや ホンキートンクパンプキン 『わがままミルク DE してあげる♥ ~エッチなお姉さんたちとのドピュドピュのホームシェア生活~』 公式HP
備考
 

あらすじとヒロイン

大学が夏休みに入ると同時に宿無しとなった主人公(名前変更可)は、遠い親戚である神部 ななこがシェアハウスの相手を募集していることを知り、そちらへ引っ越すことに。
ところがそこにはななこの他にもすでにシェアハウスをしていた年上の女子大生が3人も! ……という導入。

4人のヒロインは「巨乳のお姉さん」であることは共通の上で、各々以下のように差別化がされている。

快活な性格の従姉神部 ななこ
お淑やかな黒髪美人の水ノ杜 雫
優しくてのほほんとした鞍月 夏目
そして破天荒であけすけな巽 里依紗

前提として「巨乳のお姉さん」に萌えられなければ話にならないが、いずれも一緒に生活するのが楽しい魅力的なヒロインだ。

左からななこ、雫、夏目、里依紗。
二周目以降はルート分岐に関わる「誰で童貞を卒業したか」を選択することで
プロローグをスキップできる。

アトリエかぐや製お姉さんモノ

本作は童貞である主人公と、エッチまでのハードルが低い巨乳のお姉さんたちとの、ひとつ屋根の下での同居性活がテーマだ。
オーソドックスなお姉さんモノの抜きゲーで、シェアハウスという題材故にお風呂やトイレといった生活感のあるエッチシーンが多めに用意されている。

エッチシーンの質の高さは保証付きのアトリエかぐや製。
一人あたり15シーン前後用意されたうちの多くに部分アニメーションが導入されており、さらに二回戦は当たり前。

お姉さんものらしく女性上位で抜いてくれるシーンが多く、パイズリが厚め。
特に初エッチではすべてのヒロインがパイズリからスタートすることもあり、パイズリは挨拶と言わんばかりである。

性のカルチャーギャップ

男一人で女の園に住むというファンタジーを描いた本作だが、加えて本作のヒロインは全員が性的なことついてかなり寛容な性格。
一緒に過ごす過程で童貞である主人公は次々とカルチャーギャップに直面することになる。

この性のカルチャーギャップが本作のエロさの本質であると感じた。
特に、開放的な性格(ついでに裸族)の里依紗が周りを巻き込んで作り出す女子校的な雰囲気には日常シーンでもドキドキさせられた。
更に個人的なツボを述べるならば、「初対面で親切にしてくれた優しいお姉さん」という第一印象だった夏目さんが、主人公に積極的に迫ってくるところがたまらなかった。

こうして住み始めて二日目にはあれよあれよという間に全員と性的に交わるスピード感も相まって、大変なところを棲家にしてしまったぞという感じがエロく楽しい。

性的なことに拒絶も嫌悪もない、実にエロゲーな居住環境である。

マンネリ対策の超展開

本作について一点注記したいこととして、基本的にはオーソドックスな抜きゲーであるが、一部のルートでは特殊なギミックを用いた少々マニアックなシーンが展開される点を挙げておきたい。

特に夏目ルートは主人公の身にある異変が(ネタバレ:ショタ化)。
個人的に夏目さんはお気に入りのヒロインだけに、飛び道具に頼らない普通のシーンをもっと見たかったというのが本音だ。

ところで、同チームの次作に当たる『モーレツにゃん×2 クリニック ~女医とナースがマンモスギザエロE~』レビュー)でも同様の超展開が一部ルートにあったため、このチームの特色として受け入れるしかない。

確かにシーン数の多さもあってプレイ後半はマンネリを感じた。
そのマンネリを打破するためのスパイスとして超展開が効くこともあるだろうが、賛否分かれそうなので記した次第である。

総括

巨乳のお姉さんたちとの同居生活というテーマから想像できるエロさはバッチリ備えた本作。
女性上位のシーンが多く、先述したパイズリはもちろん、個人的には騎乗位の印象も強くい。

個人的にはこれまでプレイしてきたアトリエかぐや作品の中でも上位に挙げたい程度にヒロインに思い入れのある作品となった。

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